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家賃と金利の関係は?初心者にもわかりやすく解説

金利が上がると家賃も上がる?賃貸住宅と金利の関係をわかりやすく解説

金利が上がると家賃も上がる?
賃貸住宅と金利の関係をわかりやすく解説


これから賃貸物件を探すとき、多くの方が気になるのが毎月支払う家賃ではないでしょうか。
家賃は主に、その地域の賃貸需要や周辺物件の相場、立地、築年数、設備などによって決まります。一方、ニュースなどで耳にすることが増えた「金利」も、不動産市場を通じて家賃に間接的な影響を与えることがあります。

結論からいうと、金利が上がったからといって、家賃がすぐ同じように上昇するわけではありません。ただし、物件オーナーの資金調達コストや新築住宅の供給コスト、不動産価格などを通じて、中長期的に賃貸市場へ影響する可能性があります。

本記事では、金利と家賃の関係を初めての方にも分かりやすく解説するとともに、これから賃貸物件を探す際に確認したいポイントをご紹介します。

家賃と金利にはどんな関係がある?

金利とは、簡単にいえば「お金を借りるための費用」です。企業や個人が金融機関からお金を借りる場合、借りた金額だけでなく利息も支払います。その利息の割合が金利です。

一方、家賃は住宅という不動産を一定期間利用するために支払う料金であり、金利と家賃は直接同じものではありません。

しかし、賃貸住宅を建設したり購入したりする際には、物件オーナーや不動産会社が金融機関から融資を受けるケースがあります。金利が上昇すると、こうした不動産事業の資金調達コストが高くなる場合があります。また、日本銀行の金融政策によって短期金利が変化すると、金融機関の貸出金利や不動産市場にも徐々に影響が及びます。

金利上昇 → 不動産の資金調達コスト上昇 → 新築・購入・投資判断への影響 → 賃貸住宅の供給や募集条件への影響

このような経路を通じて家賃に影響する可能性はありますが、金利はあくまで家賃を動かす要因の一つです。

家賃は何によって決まる?

実際の賃貸住宅の家賃は、オーナーが負担した費用だけで決まるわけではありません。むしろ重要なのは、その物件がある地域の賃貸市場です。

例えば、同じ1LDKでも、駅からの距離、築年数、オートロックや宅配ボックスなどの設備、周辺で募集されている類似物件の数、そのエリアで部屋を探している人の多さによって家賃は変わります。

主な要因確認する内容家賃への一般的な影響
地域の需給入居希望者数、類似物件の供給量、空室状況需要が供給を上回ると上昇しやすい
物件条件立地、築年数、間取り、設備、管理状態利便性や希少性が高いほど高くなりやすい
周辺相場近隣の募集賃料や成約事例実際の募集条件を決める重要な基準
供給コスト土地、建築費、人件費、設備費、資金調達費主に新規供給物件の事業採算へ影響

近隣に同程度の条件の物件が多ければ、周辺相場とかけ離れた家賃を設定しても入居者を見つけにくくなります。そのため実務上は、周辺の募集賃料や成約事例、物件の立地・築年数・設備などを参考にしながら家賃が設定されます。

一方、新築物件では土地価格、建築費、人件費、設備費なども事業採算に影響します。ここに借入金利の上昇が加われば、新たに賃貸住宅を建設する際のコストがさらに高くなる可能性があります。その結果、新築物件の募集賃料や、新たに市場へ供給される物件の価格帯に影響することは考えられます。

金利が上がると今住んでいる部屋の家賃も上がる?

「金利が上がったら、今住んでいる部屋の家賃もすぐに上がるのでは?」と心配される方もいるかもしれません。しかし、金利が上昇したという理由だけで、自動的にすべての賃貸住宅の家賃が上がるわけではありません。

既存の賃貸借契約では、現在の賃料、周辺の賃料水準、土地や建物にかかる負担、経済事情など、さまざまな要素が関係します。

借地借家法では、土地・建物に対する税負担の変化や経済事情の変動、近隣の同種物件の賃料などによって現在の賃料が不相当となった場合、貸主または借主が将来に向かって賃料の増額・減額を請求できる仕組みがあります。

つまり、家賃の変更は単純に「金利が上がったから」というだけで決まるものではなく、その地域の賃料相場や経済環境なども含めて判断されるものです。

これから賃貸物件を探す人が確認したいこと

賃貸物件を探す人が金利をチェックすることは、不動産市場全体の方向性を知るうえで役立ちます。ただし、金利だけを見て「これから家賃が上がる」「下がる」と判断するのは適切ではありません。

部屋探しでは、希望エリアの募集家賃、同じ間取り・築年数の物件相場、新築物件の供給状況、駅からの距離、設備、管理費・共益費、更新料などの契約条件といった、より直接的な情報を確認することが重要です。

例えば、希望エリアで1LDKの需要が強く、募集物件が少ない場合には、金利とは関係なく家賃が上昇することがあります。逆に、供給されている物件が多く空室も多い地域では、オーナー側のコストが増えていたとしても、簡単には家賃を上げられないことがあります。この「需要と供給」が、家賃を考えるうえでは非常に重要です。

家賃ではなく「住居費の総額」で比較しよう

賃貸物件を比較するときには、表示されている家賃だけを見るのではなく、実際に支払う金額全体を確認することをおすすめします。

費用区分主な項目比較するときのポイント
毎月の費用家賃、管理費・共益費、駐車場代月額の固定負担を合計する
契約時の費用敷金、礼金、仲介手数料、保証会社利用料、保険料、鍵交換費用初期費用の総額で比べる
入居後の費用更新料、更新事務手数料など予定居住期間に応じて月額換算する

例えば家賃8万円の物件でも、管理費が1万円かかれば毎月の住居費は9万円です。一方、家賃8万5,000円でも管理費がなく、更新料なども少ない物件であれば、数年間住んだ場合の総支払額では差が小さくなることもあります。

物件を比較するときには「月額家賃」だけでなく、2年間住んだ場合など、一定期間の総支払額で比較すると分かりやすくなります。

まとめ|金利よりも「その街の賃貸市場」を見ることが大切

金利が上昇すると、不動産オーナーや事業者の資金調達コストが増加し、新築住宅の供給や不動産投資に影響する可能性があります。その結果として、賃貸住宅の家賃にも中長期的な影響が及ぶことは考えられます。

ただし、「金利が上がる=家賃が上がる」という単純な関係ではありません。家賃を大きく左右するのは、その地域の需要と供給、周辺相場、立地、築年数、設備などです。

賃貸物件を探す際には、毎月の家賃だけでなく管理費や初期費用、更新料なども含めた総額を確認し、ご自身の家計に無理のない物件を選ぶことが大切です。

当社では、ご希望のエリアや間取り、ご予算をお伺いしたうえで、周辺の賃料相場も踏まえながら物件探しをサポートしています。「この家賃は相場と比べて高いのか」「自分の予算ならどのエリアが探しやすいのか」といったご相談も、お気軽にお問い合わせください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。賃料改定の可否や手続きは、契約内容や個別の事情によって異なります。

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